整備歴0日の女子がクルマの安全点検をやってみた
こんにちは。
ニシズの照屋です。
30,000個
突然ですがみなさん、
この数字、何を指しているかご存知ですか?
実は1台のクルマに使われている部品の数なんです。
約30,000個の部品がうまく機能してクルマは動いています。
そしてあたり前ですが、使えば使うほど部品は劣化していきます。
その劣化を事前に察知し、故障や事故を事前に防ぐのも運転者の義務。
なので日常点検は必要不可欠なんです。
9月~10月は、「自動車点検整備推進運動の強化月間」ということで、日常点検の大切さについてお伝えします。
「自動車点検整備推進運動」とは
「自動車点検整備推進運動」は、国土交通省や自動車関係の団体などが中心となって、
自動車ユーザーに対する点検・整備の重要性の周知・啓発活動を全国的に展開する運動です。
9月、10月はその強化月間となっています。
実際にやってみよう!
さぁ、ここからは我らが自慢の整備士のスタッフに…
といきたいところですが、本日は「一般のみなさんができる日常点検」ということで、
整備歴0日、豊見城店スタッフの長嶺さんにやってもらいましょう♪
日常点検って何をすればいいの?
そういえば、日常点検って何をすればいいんだろう…
いきなり企画に巻き込まれた長嶺さんはちょっと困った様子。
ということで、何をすればいいか調べてみました。
自分で調べるっていうのも大切ですね
調べてみると、国土交通省のHPに「日常点検整備」という記事とチェックリストがありました。
国土交通省HPの「自動車の点検整備」より
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha/tenkenseibi/tenken/t1/t1-2/
今回はこちらを活用して点検をしてみます。
内容は全部で15項目です。
さぁ!やってみましょう!
エンジンルーム5項目
1.ブレーキ液の量
ブレーキ液
ブレーキ液のリザーバタンクを見て、液量が上限ラインと下限ラインとの間にあるかどうかを点検します。
2.冷却水の量
冷却水
こちらも同じく、冷却水のリザーバタンクを見て液量が上限ラインと下限ラインとの間にあるかどうかを点検します。
3.エンジンオイルの量
エンジンオイルを確認
手が汚れる〜
まず最初に、エンジンに付いているオイルレベルゲージを抜きとって、付着しているオイルを拭きとります。
それからゲージいっぱいに差し込み、再度抜きとってオイルの量を見ます。
ゲージの先端に付いている2本のラインか、ギザギザ部分の目標の中間にオイルがあれば合格です。
4.バッテリー液の量
バッテリー液
バッテリー液の量が規定の範囲にあるか車両を揺らすなどして点検します。
5.ウインドウォッシャー液の量
ウィンドウォッシャー液
ウィンドウォッシャー液の量が適当かを点検します。少ない場合は上限まで補充しましょう。
エンジンルーム内の5ヶ所を点検してもらいました。
普段なかなか自分でボンネットを開けることがないので、苦戦している様子でした。
やっぱり自分の車の状態を把握するのは大切なことですね。
続いて車の周りを見てみましょう♪
車の周り4項目
6.ランプ類の点灯・点滅
ランプ類のチェックは2人いるとやりやすいですね
全てのランプ類が正常に点灯・点滅しているか確認しましょう。
正常に点灯しないまま気づかずに走行するのはとても危険です(夜間は特に)。
また、そのままにしていると違反を切られる可能性も…
特に気にしておきたいポイントです。
7.タイヤの亀裂・損傷の有無
細かくチェックしていきます
タイヤの亀裂や損傷の有無を確認するとともに、異物が付着していないか入念に確認しましょう。
溝にハマっている石などを取ってあげるだけでも、パンクの予防になります。
8.タイヤの空気圧
9.タイヤの溝の深さ
まずは目視で確認してみる
タイヤゲージを使って空気圧をチェック
この機械で空気を入れたり抜いたりできます
まずは接着部のたわみ具合を目で見て判断しましょう。
たわみがある場合、空気が足りていない可能性があります。
見て判断できない場合はタイヤゲージを使って点検しましょう。
※適正空気圧は、運転席側のピラー(柱)にステッカーが貼られているのでそこを確認
※タイヤゲージはガソリンスタンドで無料で貸し出しています
溝の深さに関しては、スリップサインを目印にチェックします。
サインが現れていたら早急にタイヤを交換する必要があります。
タイヤの劣化は、安全運転に非常に大きく関わります。
車を構成する部品の中でも高額になるかとは思いますが、早めの交換をおすすめします。
次は運転席に乗り込んでみましょう♪
運転席6項目
10.エンジンのかかり具合・異音
エンジンが速やかに始動し、スムーズに回転するかチェックします。
アイドリング状態で異音がないかも同時にチェックしましょう。
11.ウインドウォッシャー液の噴射状態
12.ワイパーの拭き取り能力
いざという時にノズルが詰まっていたら困るので、
定期的に使って噴射状態を確認しましょう♪
ウインドウォッシャー液がワイパーの作動範囲に噴射されるかチェックします。
また、ワイパーがしっかりウインドウォッシャー液を拭きとれているかのチェックも同時におこないます。
13.ブレーキの踏み残りしろと効き具合
14.駐車ブレーキの引きしろ(踏みしろ)
エンジンをかけた上で、それぞれチェックします。
新車時や定期点検の直後と比べて「なんか違うな」と感じたらすぐに整備工場へ相談することをおすすめします!
15.エンジンの低速・加速状態
安全に気をつけながら実際に運転して確かめる
エンジンが温まった状態で、アイドリング時の回転数がスムーズに続くかをチェックします。
また、徐々に加速した時に引っ掛かりがないかをチェックします
点検をやってみて
実際に点検をやってみると、
[8.タイヤの空気圧]が規定より少し足りていませんでした!!
すぐに整備士へチェックをお願いして、アドバイスをしてもらいました。
生まれてはじめて自分でタイヤに空気を入れてみる
「大変だったけどやってよかった〜」と安心している長嶺さん。
自分のクルマにさらに愛着が持てたようです。
クルマはとても便利な乗り物で、特に沖縄の人たちにとっては必要不可欠なモノです。
しかし一方で、適切な整備点検をしないと ”人の命を奪いかねない凶器” になるのも事実です。
基本的に自分で使っている車は自分で責任を持って安全点検する義務があります。
安全・安心なカーライフを送るためにも、お客さまの大切なお車を西自動車では全力でサポートさせていただいております。
今回のような安全点検はもちろん、
「何か違和感がある」
「いつもと違う」
など、どんなことでもご相談ください。
整備スタッフが、車に詳しくないお客さまでも理解できるよう優しく説明すると同時に
安全・安心なカーライフを送れるようアドバイスさせていただきます。
特にフロントガラス左上のステッカーの期限が切れている車は点検が必要な時期となっております。
安心・安全のためにもステッカーの期限は要チェックです!
クルマのことで気になる点があれば遠慮なく西自動車までお問い合わせください♪
〈登川本店〉
住所:沖縄市登川2398
電話:098-938-7255(ガイダンス2番)
〈泡瀬店〉
住所:沖縄市与儀2-2-5
電話:098-932-0353
〈豊見城店〉
住所:豊見城市高嶺357−8
電話:098-852-2900
※今回の点検に関しては、安全のためにプロの整備士にアドバイスをいただきながら行っております。
一般の方が行う場合は十分に安全を確保しながら作業をお願いいたします。
また、このような安全点検はプロの整備士にお任せすることをオススメしております。
整備士の志喜屋さん、見守ってくれてありがとうございました♪