車のリコールとは!?実際に受けるまでの流れを解説!!

2023.06.01

こんにちは。
ニシズの照屋です。

ニュースなどでよく耳にする車のリコール。
車を所有している方は過去にリコールのお知らせを受けてビックリした経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際にリコールの通知が来たらどうすれば良いのか?
今回は自分の車がリコール対象かどうか調べる方法や、実際のリコールの流れについて解説していきます。

自動車のリコール制度について

リコールってなに?

自動車のリコール制度とは、規定されている保安基準に適合していない場合(もしくは適合しなくなる可能性がある場合)に、自動車メーカーが保安基準に適合させるために必要な修理を行うことをいいます。
自動車メーカーが自社の判断で国土交通省に届出を行い、対象車種を無償で回収・修理を行います。
自動車の設計・製造が原因とした事故を未然に防ぐことを目的とした非常に大切な制度なんです。

〜保安基準とは〜
自動車が公道で走行する上で、構造や装置が安全に機能する状態でないといけないと法律で定められています。
また、騒音や排気ガスなど環境に関しての規制も定められています。

リコール制度の対象

リコール制度の対象は新車だけではなく、中古車も対象となります。
車を購入したお店や地域も関係なく、すべての人が平等に受けることができます。
また、自動車だけではなくタイヤやチャイルドシートにも適応されています。

年間にどれくらいのリコール台数が発生しているの?

令和2年には384件のリコールが発生し、対象車種合計は6,610,557台にのぼります。
(国産車・輸入車合計)

実は昔に比べてリコールの台数が増えてきているんです。
その要因の一つに、複数の車種に共通部品が使用されているという背景があります。
メーカー側としては、コストを抑えるために共通部品を使用する傾向があるのですが、その部品に不具合が生じると一度に多くの車種でリコールが発生してしまうという現象が起きているそうです。

とはいえ、リコールは無償で修理・交換してもらえるので、その点では安心できます。
このグラフを見ると、多くの車がリコールの対象となっていますね。
次に、自分の車がリコール対象になっているか確認する方法をご説明します。

自分の車がリコール対象か知る方法

メーカーやディーラーから電話やDMが届く

自分の車がリコール対象かについては、ディーラーや販売店から電話やDMが届いてから知るというのが一般的なのではないでしょうか。
ディーラーで車を購入していたりメンテナンスを受けている方は、直接電話で連絡が来ることが多いようです。

また、中古車販売店などで車を購入し、ディーラーでお付き合いのない方はメーカーから直接DMが届くことが多いそうです。

※注意※
引越しした後に車検証の住所変更をしておらず、本人にリコールの通知が行き渡らないということが多く発生しているようです。車検証の住所変更は「義務」となっておりますので、忘れずに変更届を提出しましょう。

メーカーのホームページで調べる

次にメーカーのホームページで調べるという方法もあります。
ホームページには不具合の内容、修理(交換)の内容が記載されています。
対象か確認する際は車検証に記載されている「型式」「車体番号」が必要となります。
車検証を手元に確認してみてください。

【各社のリコール情報ページ】
トヨタ
https://toyota.jp/recall/index.html
日産
https://www.nissan.co.jp/RECALL/
ホンダ
https://www.honda.co.jp/recall/
マツダ
https://www2.mazda.co.jp/service/recall/
スバル
https://www.subaru.co.jp/recall/
三菱
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/support/recall/
スズキ
https://www.suzuki.co.jp/recall/
ダイハツ
https://www.daihatsu.co.jp/info/recall/

国土交通省のホームページで調べる

国土交通省のホームページで調べる方法もあります。
非常に詳しくリコール内容が記載されているのですが、自分の車が対象かどうかを探しにくいので、メーカーのホームページで確認することをオススメします。不具合内容を詳しく確認する場合に活用してみてください。

国土交通省 | リコール届出
https://www.mlit.go.jp/jidosha/recall.html

自分の車をリコール修理してもらう流れ

1.リコールの案内通知が届く

案内が届いたらまずは内容を確認しましょう。
安全に関わる重大なリコールであればなるべく早く修理・交換してもらった方が良いですよね。
(ブレーキやエアバッグ、シートベルトなどのリコールはできるだけ早めに行った方が良いかもしれません)

それ以外のリコールでしたら、ご自身の都合が良いタイミングで大丈夫かと思います。
どちらにせよ安心・安全のために無視はせず、リコールは受けていただけたらと思います。

2.修理の予約を入れる

封筒に記載のあるディーラーまたは最寄りのディーラーへ「リコールの案内を受け取りました」と連絡を入れましょう。

大規模なリコールになると工場が非常に混み合います。
細かい予約枠の中でメカニックが整備するため、予約した時間通りに入庫できなかったら予定より時間がかかってしまう場合もあります。
なので、予約を入れる日はスケジュールに余裕がある日をオススメします。

また、外出しないといけない方は、事前に代車があるかの確認もしてください。
当日代車をお願いしても、用意できない場合もあります。

3.実際に修理を受ける

約束した時間までに工場へ車を持っていきましょう。
リコール内容・作業内容・時間など事前に案内があると思いますので、待合室で待っていてもいいですし、
代車が借りれるなら外出するのも良いかもしれません。

また、リコールに関係なく、普段乗ってて気になる事などがあれば相談してみましょう。
ついでに見てくれることもあります。

終了後は改めてメカニックから修理箇所の説明があります。
用紙にサインをして車を受け取ったらリコールの一連の流れが終了です。

まとめ

車のリコールとは、保安基準に適合していない場合に、無償でメーカーが修理を行う制度のこと。
事故や不具合を未然に防ぐための非常に大切な制度です。

メーカーやディーラーからリコールの案内が届いたら無視をせず、工場に車を持っていくことをオススメします。
リコールは受けなくても基本的には車検も通り、罰則もありませんが、自分が普段使用する大切な車なので、念のためにリコールはちゃんと受けましょう♪

※エアバッグのリコールに関しては、リコールを受けないと車検に通らないケースもあります。

今回は、自分の車がリコール対象かどうか調べる方法や、実際のリコールの流れについて解説させていただきました。
お読みいただきありがとうございました♪

この記事を書いたライター


照屋 寛樹

西自動車商会の広報担当。 西自動車で働くみんなや会社の魅力を発信中♪ 4名家族(妻、男女の双子) 釣り、キャンプ、サバイバル、自然で遊ぶのが大好きです!! 乗ってるクルマ:日産セレナ、ホンダN-ONE