令和6年 能登半島地震被災地を訪問しました
こんにちは。
株式会社西自動車商会 代表取締役の津嘉山です。
令和6年11月7日、石川県珠洲市を訪れ、令和6年1月に発生した地震と9月末の水害による被災地の状況を直接目にしてきました。
珠洲市に近づくにつれて、道路のデコボコが激しくなり、沿岸部では崩壊した家屋が目に飛び込んできました。
この地域では、わずか数か月の間に2つの自然災害が襲い、多くの方々が甚大な被害を受けました。
被災地の様子
津波で流されたクルマ
倒壊した家
今回は被災された方や珠洲市市長とお話することができました。
最近ニュースでは取り上げられなくなってきている被災地の現状をお伝えできたらと思います。
被災者の声
地元の自動車整備工場を営む「株式会社中野朝日自動車工業」中野社長から、地震当日の様子を伺いました。
震災直後、津波警報が鳴り響き、高齢の母親を連れて急いで高台へ避難したそうです。
しかし、倒壊した家屋やがれきが道を塞ぎ、困難を極めた避難路に立ち向かわざるを得なかったとのことです。
株式会社中野朝日自動車工業 中野社長(右から2番目)
より地震当日の様子をお伺いしました
「命があるだけで幸運だった」という言葉が、その日の恐怖と無力感を物語っています。
ライフライン復旧の困難
珠洲市役所を訪問し、泉谷市長とお話を伺いました。
珠洲市の泉谷市長
乗るだけセットグループで集めた募金を
直接お渡しすることができました
震災後、最も苦労したのはライフラインの復旧であり、とりわけ「水」の確保が大きな課題だったといいます。
地震の影響で下水道や家庭への水道管が壊滅し、トイレすら使用できない日々が続いたそうです。
完全復旧を迎えたのは3月中旬、約2か月半もの長い時間がかかったそうです。
市役所入り口にて記念撮影
災害支援への新たな取り組み
その後、白山市松任の産業会館に移動し、日本カーシェアリング協会様と「スーパー乗るだけセットボランタリーチェーン」との災害支援協定締結式を執り行いました。
一般社団法人日本カーシェアリング協会
代表理事 吉澤武彦様(右)
調印の様子
参加者全員で記念撮影
この協定は、今後の災害発生時において迅速かつ効果的な支援を提供するためのもの。
当日は地元テレビ局の取材も入り、多くの方々に活動を知っていただく機会となりました。
日本カーシェアリング協会とは
2011年の東日本大震災を機に、宮城県石巻市で活動を開始し、全国から寄せられた寄付車両を活用して被災地の生活再建支援を行っておられます。
日本カーシェアリング協会の詳細はこちら
スタッフが着用するビブスの右下に
「スーパー乗るだけセット」のロゴを追加していただきました
自然災害への備えと私たちの責任
自然災害はいつどこで発生するか分かりません。
だからこそ、被災地での経験を胸に刻み、今後も日本カーシェアリング協会様とともに、私たちにできる限りのクルマに関しての支援を行って参ります。
被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げるとともに、今後の災害支援の取り組みをさらに強化していきたいと思います。